2011年9月21日

平成23年度第1回日本獣医寄生虫学会評議員会・総会議事録


 日時:平成23年9月21日(水)11:00~12:00
 場所:大阪府立大学中百舌鳥キャンパス B3棟2階 203講義室


報告事項:

1.  庶務関係について(庶務担当理事 辻)

 1) 平成23年度春に報告予定であった議事録(平成22年度第2回理事会議事録、平成22年度第2回評議員会・総会議事録)および平成23年度第1回メール理事会が行われたことについての報告と説明があった。
 2) 平成22年度(2010年1月1日~12月31日)会計報告、収支決算についての説明があり、会計幹事 堀井先生(宮崎大)による監査報告があった。
 3) 2010年1月1日~12月31日までの会員動向と会費納入状況について説明があり、会費納入についての要請がなされた。

2.  日本獣医学会関連事項

 1) 日本獣医学会理事会報告(今井・片倉)
  日本獣医師会獣医学術集会年次大会(岐阜)でのシンポジウム開催についての報告があった。
 2) 日本獣医学会分科会長報告(松本)
  (1) 分科会枠組みの見直しに関する議論がなされていることについての報告があり、1分科会のみの所属であることから、評議員に対し自身の所属分科会についての注意喚起があった。
  (2) 春季・秋季学術集会の在り方の見直しに関する議論についての報告
 3) 日本獣医学会集会企画委員報告(中井・河津)
  今学会最終日9月21日(水)に会議が開催されるため本理事会においての報告事項はなかった。
 4) 日本獣医学雑誌編集委員報告(中井・板垣)
  論文投稿数・掲載数・リジェクト率についての報告、寄生虫分野の投稿数が減少傾向のためさらなる投稿の要請があった。
 5) 日本獣医学会用語委員会報告(今井)
  (1) 平成24年4月1日に、新疾患用語が公開される。
  (2) それに先立ち、今学会終了後の10月7日に検討委員会が予定されており、現在web上で収集されている意見などが検討される予定となっていることが報告された。
  (3) 家伝法との用語の違いも見受けられることから、新用語のチェックと意見が各評議員に求められた。

3.  編集関係について(編集担当理事 板垣)

 1) H23年度春の日本獣医学会中止のため、例年2回発刊のところを1・2号合併号という様式として、10巻1号の刊行を予定しているとの報告があった。
 2) 内容に関し、従来のプロシーディング、総説、学会参加記のほか、実験手法・手技集など新しい提案も含め会員への積極的な投稿が求められた。

4.  渉外・広報関係について(渉外・広報担当理事 中井・河津)

 1) 第153回日本獣医学会学術集会・日本獣医寄生虫学会{場所:大宮ソニックシティー、平成24年3月27日(火)~29日(木)、担当:国立感染症研究所 獣医科学部}の準備状況についての報告があった。日本獣医寄生虫学会は28日(水)と29日(木)に予定されており、内容はH23春の大会で中止となった シンポジウムと若手フロンティアセミナー、およびポスターセッションを行うことが報告された。
 2) 第154回日本獣医学会学術集会・日本獣医寄生虫学会(岩手大学)の準備状況については報告なし。
 3) 平成23年度上半期獣医寄生虫学会ホームページ(HP)およびメーリングリスト(ML)の運用について報告があり、ML加入の呼びかけが行われた。

5.  教育問題について(教育委員会担当理事 片倉・野上)

 片倉理事より寄生虫学・寄生虫病学モデル・コア・カリキュラム、モデル・カリキュラムについて(資料10)、『獣医学教育改革シンポジウム』の全国4都市での開催について報告があった。

 1) モデル・コア・カリキュラムについて、教育委員会において項目数の調整を行っていることが報告された。
 2) モデル・カリキュラムver.1の作成およびHPへ掲載した(2010年10月1日)ことについて報告があった。1年経過後日本獣医寄生虫学会教育委員会で検討し、ver.2作成することが報告された。
 3) 共用テキストについて、理事会として情報収集を継続することが報告された。さらに、会員への情報収集と意見収集の要請がなされた。
 4) 全国4都市における「獣医学教育改革シンポジウム」開催について報告があった。
  会場日時
  (1) 大阪府大会場:平成23年9月21日(水)13:00-16:00、大阪府立大学中百舌鳥キャンパス・多目的ホール
  (2) 東京地区会場:平成23年10月8日(土)13:00-17:00、日本学術会議講堂
  (3) 北海道地区会場:平成23年10月29日(土)13:00-17:00、北海道大学獣医学研究科講堂
  (4) 九州地区会場:平成23年11月19日(土)13:00-17:00、鹿児島大学農学部

審議事項:

 1. 庶務担当理事より平成23年度予算案について説明があり、評議員会・総会に諮られ、承認された。
 2. 平成24年度奨励賞の選出方法と副賞について内規の変更と改正に関する説明があり、評議員会・総会に諮られ、承認された。

  改正のポイント
   (1) 副賞を「ICOPA、WAAVPへの参加」に限定した点を「国際学会への参加」へと変更すること
   (2) 年間受賞候補件数についての文言を内規より削除すること
   (3) 項目①の条件にすることから、申請・審査内容について変更が生じること(例:副賞の使用用途、申請費、参加人数など学会規模に関する情報など)
   (4) 「口頭発表」に限定していた点をポスター含む「発表」へと変更する点
    今後のスケジュールとして本年度内での受賞者発表に向けての予定を組むことが報告された。

  3. 日本獣医寄生虫学会新評議員について、候補者・今内 覚 先生(北海道大学)(推薦者:片倉副理事)、座喜味 聡 先生(沖縄県)(推薦者:辻庶務担当理事)および松林 誠 先生(動物衛生研究所)(推薦者:辻庶務担当理事)の説明があり、評議員会・総会に諮られ、承認された。
 4. 日本獣医寄生虫学会役員改選の日程と告示手順について説明があり、評議員会・総会に諮られ、承認された。

その他:

 松本理事長より、日本獣医学会評議員欠員分の推薦のため、病態専門部会への異動が済んでいない評議員への異動の依頼があった。