2018年9月15日

2017-18年度 第2回日本獣医寄生虫学会理事会 議事録

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日時: 平成30年3月16日(金)15:30〜18:00
場所: 国立国際医療研究センター 研修棟4階「セミナー室1」

出席者: 浅川、池、巖城、玄、佐藤雪、辻、西川、松本淳、横山
欠席者: 河津、野中

確認事項: 
1.2017-2018年度 第1回理事会議事録案の確認をおこない、異議なく承認された。 2.第1〜4回メールによる理事会議事録案の確認をおこない、異議なく承認された。 3.2017-2018年度 第1回総会議事録案の確認をおこない、異議なく承認された。


報告事項:
1. 庶務担当理事から2017年8月1日~2018年2月末日までの会員動向と会費納入状況について報告及び説明があった。2017-2018年度会費の未納入者には、再度通知する予定である旨の説明があった。

2. 日本獣医学会関連事項
1)寄生虫分科会長(辻)から以下の3点について報告があった。
① 所属団体の活動経理報告について
② 疾患名用語委員会として池和憲 教育担当理事を選出した 。
2)日本獣医学雑誌編集委員から、4月より原虫分野の編集委員が河津信一郎先生から後藤康之先生(東京大学)へ交代するとの報告があった。(辻 分科会長による代理報告)
3)日本獣医学会 疾患名用語委員(池)から、用語リストの見直し作業について報告があった。具体的には、5月末までに用語委員会が叩き台となるリストを作成し、理事会メンバーによる確認を経て、9月開催の第161回日本獣医学会学術集会までに分科会担当分の用語リストの完成を目指す旨が説明された。

3. 学会誌編集関係について、編集担当理事(巖城)より以下の報告があった。
1)日本獣医寄生虫学会会誌16巻1・2号の刊行について
2)投稿規程の和文版と英文版の間に齟齬があるため、編集委員で修正・変更を検討しており、修正版は完成次第、公開する予定であることが説明された。

4. 平成29年度日本獣医師会獣医学術学会年次大会(平成30年2月、於:別府)において、シンポジウム「今、知っておくべき寄生虫病」を開催したことについて、教育担当理事(池)より報告があった。

5. コアカリテキスト出版契約書の修正について、理事長(辻)より以下の通り報告があった。著作物利用料について、当初の契約書では獣医学共通テキスト編集委員会に実売印税として本体価格の0.8%を納付と定めていたが、同編集委員会への納付は都合により取り止めとなった。これにともない、日本獣医寄生虫学会に実売印税として本体価格の8%が支払われることになり、緑書房との契約書を平成30年1月26日付で修正した。

6.事業報告及び決算報告について
1)2017‐2018年度日本獣医寄生虫学会 事業報告および決算報告について経過説明があった。
2)2017‐2018年度日本獣医学会・寄生虫分科会の事業報告および決算報告について経過説明があった。

7.事業計画及び予算について
1)2018‐2019年度日本獣医寄生虫学会 事業計画および予算について経過説明があった。
2)2018‐2019年度日本獣医学会・寄生虫分科会 事業計画および予算について経過説明があった。  

審議事項:
1. 当学会理事兼任にともなう委嘱状の発行について、理事会出席の際に必要となる場合には、理事長が個別に対応(発行)することが承認された。ただし、日本獣医寄生虫学会が法人格をもたないため、委嘱状は必ずしも効力をもたないこともあわせて確認された。

2. 会費長期滞納者への対応について、会費請求額は最高でも5年間分までとすること、除籍などの対応はおこなわないことを確認した。次回理事会までに、長期滞納者名簿(回収資料)を作成し、情報共有して審議することとした。

3. 渉外・広報担当理事より第161回日本獣医学会学術集会・日本獣医寄生虫学会 寄生虫分科会シンポジウムの開催計画についての説明があり、異議なく承認された。アジア諸国から3名、日本からは2名の研究者を招聘予定で、現在候補者を選定中との説明があった。

4. 学会誌編集関係について
1)理事メンバーは3年間の任期中に少なくとも一編は寄稿する(前任期分も含め)旨の申し合わせ事項を確認した。
2)奨励賞受賞者には会誌への寄稿をお願いする申し合わせがあるため、引き続き、受賞者には寄稿を個別に依頼していくことを確認した。
3)会誌のあり方と今後についての話あいが持たれた。

5. 日本獣医寄生虫学会HP管理運営規程の見直しに関して、検討が行われた。渉外・広報担当委員会の管理のもとで、HP運営担当者(現在は事務局が担当)が運営する体制とすること、これに合わせてHP管理運営規程を変更することが提案され、異議なく承認された。

6. メーリングリストML登録率向上のための方策に関して、検討が行われた。MLが主となる情報発信源であることと、現在のML管理運営担当が事務局であることを確認した。対応策として、総会等で登録を周知徹底するとともに、事務局でML未登録者をリストアップし、ダイレクトメールあるいは雑誌送付や会費請求の機会を利用してML登録を呼びかけることとした。

7. 学会誌寄贈先リストの見直しに関して、検討が行われた。編集委員会の提案にもとづき、情報保管・提供機関(3件)と獣医大学の付属図書館(16+1件)について承認された。その他の寄贈先に関しては、理事会メンバーでリストの見直し進めることを確認した。

8. 獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠「寄生虫病学」の改訂に関して検討が行われた。教育委員会としては、①フル版のテキストと②コアカリの到達目標を掲げたアトラス的なテキストの折衷した編集方針を考えており、この折衷案について16の獣医系大学の科目担当教員の意見を聞きながら編集を進めていくことが確認された。

(平成30年3月 文責:松本 淳)