2010年3月27日

平成22年度第1回日本獣医寄生虫学会評議員会・総会議事録


 日時:平成22年3月27日(土)17:00~18:00
 場所:日本獣医生命科学大学 第4会場(B棟4F 411教室)


報告事項:

1.庶務関係について(庶務担当理事 辻)

 庶務理事より平成21年第2回理事会・第2回メール・第3回メール理事会について、議事録資料作成し配布したとの報告があった。また、平成21年度 (2009年1月1日~12月31日)の会員動向と会費納入状況について添付資料1を用いて説明があった。

2.日本獣医学会関連事項

 1)日本獣医学会理事会報告(今井・片倉)

  松本理事長より、平成22年度獣医学会理事として選出された片倉・今井両理事の紹介があった。片倉・今井両理事より、日本獣医学会理事会の議事に関する積 極的な情報提供を行う等の抱負が述べられた。片倉理事より日本獣医学会平成22年度第1回理事会議事項目(学会の法人化問題、e-ラーニング、専門医制度 等)の紹介があった。

 2)日本獣医学会分科会長報告(松本)

 松本理事長より、従来までの春季・秋季学術集会の在り方の見直しに関する問題が分科会長会議において取り上げられたことが報告された。今後の日本獣医寄 生虫学会としての集会開催方式について、会員への意見募集が求められた。

 3)日本獣医学会集会企画委員報告(中井・河津)

 今学会最終日3月28日に会議が開催されるため本理事会においての報告事項はなかった。

 4)日本獣医学雑誌編集委員報告(中井・板垣)

 中井理事より編集委員長の交代、論文リジェクト率についての報告(日本人3~4割、外国人6割)、寄生虫分野投稿数(最近は半年で十数件)、雑誌におけ る分野全体の投稿数は4割増しであること等についての報告があった。

 5)日本獣医学会用語委員会報告(松本)

 松本理事長より、用語集(2010年4月バージョン)が平成22年4月1日よりホームページ(HP) http://ttjsvs.org/ 上で閲覧可能となることが報告され、用語集の改善に向けてホームページの閲覧および意見の発信が学会員へ依頼された。

3.編集関係について(編集担当理事 板垣)

 板垣理事より、日本獣医寄生虫学会会誌8巻2号(内容:約80ページ、総説2編、調査・学会参加報告3編、他プロシーディング)の刊行について報告が あった。

4.渉外・広報関係について(渉外・広報担当理事 中井・河津)

 1)中井理事より、日本獣医寄生虫学奨励賞選考の経緯ならびに選考内規や選考結果の学会HP上での公開について報告があった。

  2)河津理事より、第150回日本獣医学会学術集会・日本獣医寄生虫学会(帯広畜大)の準備状況について、寄生虫関連企画内容が口頭発表形式であること、 平成22年9月17日、18日に開催する予定であること等の報告があった。学会企画として150回記念講演(喜田先生・五十嵐先生)・参加者限定「牛の丸 焼き」パーティー等について報告があった。また、帯広畜産大学主催の大会長杯ばんえい競馬開催に関する報告があった。

 3)河津理事より、第151回日本獣医学会学術集会・日本獣医寄生虫学会(農工大)の準備状況について、今学会最終日3月28日に会議が開催されるた め、第150回日本獣医学会学術集会・日本獣医寄生虫学会(帯広畜大)において報告するという説明があった。

  4)河津理事より、ICOPA XIIの進捗状況の報告があった。リーシュマニアシンポジウムについては後藤先生(帯畜大)、ベクター関係シンポジウムについては嘉糠先生(帯畜大)が座 長であること、アブストラクトからシンポジウム演題のピックアップを行う予定であること、シンポジウム演題希望者がいれば両座長の先生方に打診すること等 が説明された。

 5)中井理事より、WAAVP2011(アルゼンチン・ブエノスアイレス)開催日(平成23年8月21~24日)の報告(その他の情報についてはアップ デートがないこと)、演題準備・参加の依頼があった。

  6)河津理事より獣医寄生虫学会HPおよびメーリングリスト(ML)の運用現況について報告があった。一般会員のML加入率が低いことから、一般会員への 加入の依頼があった。また、松本理事長よりHP・MLを利用した迅速な情報提供を行っていくことが説明され、一般会員や学生へのHP紹介・閲覧の依頼が あった。

5.教育問題について(教育委員会担当理事 片倉・野上)

 1)片倉理事より日本獣医寄生虫学会教育委員会構成 委員についての紹介があった。野中教育委員会委員より、コア・カリキュラム素案および一次案について報告があった。一次案がホームページで既に公開され、 ダウンロード可能であること、キーワード付きの一次案をダウンロードし、内容を確認するよう学会員への依頼があった。また、一次案に対するパブリックコメ ントの事務局締切が本年度5月28日であることが報告された。

 2)片倉理事よりe-ラーニングについての報告があり、自・復習可能な内容を目指していること、コンテンツ等に関する報告があった。コンテンツ作成に関 連し、学会員への協力が求められた。

  3)片倉理事より北海道大学・帯広畜産大学獣医学共同教育課程について報告があった。両大学より31単位ずつ出し合うことで共同教育課程として認められる こと、平成24年度入学者より執行されること、卒業時には両大学連名での学士号授与を行うこと等が報告された。また、カリキュラムについては平成22年度 中に決定する必要があること、コア・カリキュラムをベースに構成されること等が併せて報告された。

審議事項:

1.庶務理 事より、平成21年度決算書および平成22年度予算案(添付資料2)について、収入・支出各部の内訳について説明があった。予算案では、実収入 (¥1,118,704)より実支出(¥1,425,000)が多い赤字予算となっているが、繰越金(内部留保)額の消化を考慮した予算案となっているこ とが付け加えられた。審議の結果、承認された。

2.会計監事の選出について、次期会計監事に、宮崎大の堀井先生、動物衛生研究所の磯部先生を選出する案が理事会から提出され、審議・承認された。

3.第151回日本獣医学会学術集会・日本獣医寄生虫学会のシンポジウム・セミナー及び平成23年度日本獣医学会企画支援費申請について、詳細含め次回第 150回日本獣医学会学術集会・日本獣医寄生虫学会(帯広畜大)の評議員会・総会において審議することが説明された。

4.次回奨励賞の選定についても詳細含め次回第150回日本獣医学会学術集会・日本獣医寄生虫学会(帯広畜大)の評議員会・総会において審議することが説 明された。

その他:

1.第150回日本獣医学会大会長である五十嵐郁男先生(帯広畜産大学)より、学会進捗状況・150回記念講演・記念パーティー・大会長杯ばんえい競馬開 催に関する報告があり、積極的な参加の依頼があった。

資料:

1.会員動向と会費納入状況

2.平成21年度日本獣医寄生虫学会決算書(平成21年1月1日~12月31日)
  平成22年度日本獣医寄生虫学会予算案(平成22年1月1日~12月31日)