2012年9月15日

平成24年度第2回日本獣医寄生虫学会評議員会・総会議事録


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 日時:平成24年9月15日(土)11:00~12:00
 場所:岩手大学教育学部学生センターA棟 G22講義室(第4会場)


報告事項:
1.庶務関係について(庶務担当理事 河津)
 平成24年第1回理事会議事録、平成24年第1回総会議事録、平成24年度第1回-第3回メール理事会議事録について報告と説明があった。また、平成24年1月1日~9月5日までの会計報告と会員動向についての報告と説明があった。

2. 日本獣医学会関連事項
 1)日本獣医学会理事会報告(日本獣医学会理事 今井)
  日本獣医学会理事会議事内容について以下の説明があった。
  ①平成26年度以降は春の学術集会を中止し、年1回の開催にすることが決定されたことを受け、第157回は北海道大学にて開催予定である(平成26年9月9日~12日、4日間)。
  ②平成26年度以降は、秋に開催される日本獣医学会総会にて決算報告を行うことになるため、決算期間が変更される。平成26年度分は平成26年2~7月とし、日本獣医学会年会費については1年分を各会員に請求する旨、決定された。なお、平成27年度の決算期間は平成26年8月~平成27年7月である。
  ③日本獣医学会倫理規定の制定(特に利益相反)について、作成された原案について今後検討予定である。
  ④日本獣医学会の決算期間変更に伴い、各分科会においても決算期間を変更する旨、要請があった。
  ⑤男女共同参画学協会連絡会が本年実施するアンケートについて協力要請があった。

 2)日本獣医学会分科会長報告(理事長 板垣)
  日本獣医学会の公益社団法人移行後の分科会の在り方が議題として取り上げられ、以下のとおり日本獣医学会から要請があった旨、説明があった。
  ①現在の分科会規約を公益社団法人移行に即した規約に変更する。
  ②各分科会の決算期間を日本獣医学会と同一期間(8月1日~7月31日)に変更する。
  松本前理事長より、分科会の在り方についての議論(規約の改正等)が急務である旨、意見があった。これに関して、板垣理事長より、日本獣医寄生虫学会員への協力要請があった。

 3)日本獣医学会集会企画委員報告(渉外・広報担当理事 磯部・辻)
  委員会開催前につき報告事項は無かった。

 4)日本獣医学雑誌編集委員報告(日本獣医学雑誌編集委員 中井)
  日本獣医学雑誌編集委員会議事内容について以下の報告があった。
  ①雑誌の印刷物(紙媒体)配布について、検討が行われた。
  ②寄生虫学分野への投稿数は、一時期下がっていたが、3月から現在までは回復傾向である。
  ③日本獣医学雑誌編集委員について、理事会において次編集委員を選定する旨、板垣理事長より報告があった。

 5)日本獣医学会用語委員会報告(日本獣医学会疾患名用語委員会第二次監修委員 今井)
  日本獣医学会ホームページに公開済みの疾患名用語集について、疾病名の「症」と「病」の統一、誤字修正について議論された旨、報告があった。

3.編集関係について(編集担当理事 佐藤)
 冒頭、新編集委員の紹介(慈恵医大・石渡先生、帯畜大・井上先生、帯畜大・横山先生、鹿児島大・田仲先生)があった。

 1)獣医寄生虫学会会誌11巻1号の刊行について
  11巻1号の進捗状況について報告があった。プロシーディング28報、総説2報、その他4報掲載予定である。今月中に校正刷り完成、10月中に発刊予定である。また、平成26年度以降、学術集会が年1回の開催になるため、刊行について検討する必要がある旨、説明があった。

 2)同上における総説(理事執筆分)について(依頼)
  各理事へ総説執筆の依頼があった。

 3)日本獣医寄生虫学会誌のデータベース利用許諾願について
  日本獣医寄生虫学会誌のデータベース登録に伴い、日本獣医寄生虫学会誌のプロシーディングの在り方について検討すべき旨、報告があった。松本前理事長より、学会誌プロシーディングを現行のまま掲載することは問題がある旨、指摘があった。
  上記の他、投稿規定について統一性のある様式に改善したい旨、佐藤理事より提案があった。

4. 渉外・広報関係について(渉外・広報担当理事 磯部)
 1)第155回日本獣医学会学術集会・日本獣医寄生虫学会{場所:東京大学・駒場キャンパス、平成 25年 3月 28日(木)~30日(土)、担当:東京大学}
  プログラム企画案および企画支援金申請書を日本獣医学会に提出した旨、報告があった。

 2)第156回日本獣医学会学術集会・日本獣医寄生虫学会(岐阜大学)の準備状況について
  岐阜大学担当者からの情報が無いため、報告がなかった。

 3)獣医寄生虫学会HPおよびMLの運用について
  HPアクセス状況、ML登録状況についての説明があり、学会員へのML登録依頼があった。

5.教育問題について(教育委員会担当理事 野中)
 1)寄生虫学・寄生虫病学モデルカリキュラムについて
  モデルカリキュラムver. 1の改訂に前教育委員会が取り組み、修正案が作成された旨、報告があった。この修正案をver. 2としてホームページに掲載する予定である旨、報告があった。

 2)コアカリ準拠教科書・寄生虫病学共通テキスト作成方針案の学会員への意見徴収について
  ワーキンググループ(WG)のメンバー紹介があった(宮崎大・堀井先生、帯畜大・横山先生、北大・加藤先生、日大・松本先生、麻布大・平先生、宮崎大・野中先生)。
  ML利用により、学会員から意見を徴収したい旨、要望があった。

 3)コアカリ準拠教科書・寄生虫病学共通テキストの第一稿作成について
  テキスト作成を急ぐ必要があることから、学会とは独立したWGからすでに第1稿の執筆に着手している。今後、学会員の意見が反映するよう調整を行い、平成26年3月までに刊行予定である旨、説明があった。

審議事項:
1.第155回日本獣医学会学術集会・日本獣医寄生虫学会のシンポジウム・セミナー及び平成25年度日本獣医学会企画支援費申請について(渉外・広報担当理事 磯部)
 シンポジストの紹介があり(長崎大・皆川先生、東大・大島先生、東大・横山先生、金沢大・吉田先生、北大・加藤先生)、本案について審議・承認された。

2.平成25年度奨励賞の選出方法と副賞について(渉外・広報担当理事 磯部)
 応募要項と選出方法についての説明があり、審議・承認された。

3.常任理事辞退の取り扱いに関する規程(理事長 板垣)
 日本獣医寄生虫学会常任理事(平成24~26年度)選挙により選出された10名のうち、1名が辞退を申し出たことから、辞退の取り扱いに関する規定の策定が前理事会において提案された旨、報告があった。今後、継続審議を行うとの説明があった。

4.名誉会員の推薦時期について(理事長 板垣)
 日本獣医寄生虫学会名誉会員選出に関する内規には、推薦時期についての記載がないため、今後、継続審議を行いたい旨、説明があった。

その他:
 1)コアカリ準拠教科書について、他科目および獣医学共用試験CBTに関する情報について、今後の評議員会・総会において追加説明が必要である旨、松本前理事長より発言があった。

 2)日本寄生虫学会理事会においても、会則改正、支部大会開催等議論を行っており、日本獣医寄生虫学会と情報共有をしていきたい旨、松本前理事長より発言があった。