2022年9月8日

2021-2022年度 第2回日本獣医寄生虫学会理事会 議事録

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日時:2022年5月27日(金)15:30〜17:15
場所:とかちプラザ研修室306(オンライン)
進行:河津(理事長)

出席者:河津(議長)、野中、西川、松本、横山
オンライン出席:加藤、吉田、増田(庶務委員)
欠席者:浅川、佐藤(宏)、佐藤(雪)

確認事項:
1.2021-2022年度 第1回理事会 議事録の確認をおこない、異議なく承認された。
2.2021-2022年度 理事会メール会議 議事録の確認をおこない、異議なく承認された。
3.2021-2022年度 総会 議事録の確認をおこない、異議なく承認された。


報告事項:
1.2021年8月1日〜2022年5月末日までの会員動向と会費納入状況について庶務担当理事(松本)から報告および説明があった。

2.日本獣医学会分科会長(河津)より以下の3点について報告があった。
1)学術集会優秀発表賞について
寄生虫分科会の選考規定は、企画・渉外委員(浅川・吉田)を中心に評定基準が作成され、2022年9月開催の第165回日本獣医学会学術集会から実施される。また、選考委員会の組織については、本理事会で審議の場が設けられた(詳細は審議事項4)。
2)所属団体費予算について、円滑な予算執行への協力依頼があった。
3)2021-2022年度の疾患名用語委員について、寄生虫分科会からは教育委員会担当理事である横山 直明氏が選出された。

3.日本獣医学会理事(野中)より以下の6点について報告があった。
1)第7回伊藤記念財団賞に獣医学会からの候補者として東北大学大学院農学研究科の加藤 健太郎氏が推薦された。また、伊藤記念財団 令和4年度学会等事業助成に獣医学会から「ジビエ肉の安全な利用に関する市民公開講座の開催」で申請した。
2)伴戸 寛徳氏(東北大学大学院農学研究科)が「人獣共通感染性原虫の寄生メカニズムに関する研究」で第20回日本農学進歩賞を受賞した。
3)分科会から高島 康弘氏(岐阜大学応用生物学部)が「Visualization of parasite dynamics in the host and its pathogenesis」で獣医学会賞を受賞した。なお、獣医学奨励賞(4名選出)、JVMS優秀論文賞(6名選出)、Good Reviewer賞(11名選出)は分科会からの受賞者はなかった。
4)日本獣医学会賞及び獣医学奨励賞 受賞者選考委員に河津 信一郎氏(予防獣医学系)が選出された。
5)JVMSの投稿規定について、2重投稿やオリジナリティについて倫理規程の強化、リットル表記をL(大文字)に統一、文献リストのフォーマットを統一などの改定がなされた。
6)謝金の支払いについて、上限額は税金(所得税源泉徴収10.21%)を含む金額にすること、また学生アルバイトの賃金を時間当たり1,100円に増額することに統一された。

4.2022年9月に開催予定の日本獣医学会学術集会について集会企画委員(吉田)よりオンラインで開催されることが報告された。

5.JVMS編集委員(西川)よりJVMS投稿規定について報告があった。
  機関リポジトリやプレプリントで公開されている論文の投稿に関して、現在の投稿規定ではその取り扱いが明確になっていない。そのため、編集委員会で審議が行われており、2022年の秋頃に規則を定める予定であることが説明された。現在、投稿を考えている、あるいは投稿準備中である場合、注意が必要であることも説明された。

6.学会誌編集関係について担当理事(佐藤(雪))より以下の報告があった。
1)日本獣医寄生虫学会会誌20巻1・2号合併号の発刊について
2)日本獣医寄生虫学会会誌21巻について
原稿数が少なく、合併号になる可能性があるため、引き続き積極的な投稿の呼びかけをお願いしたいとの説明があった。
3)奨励賞受賞者の寄稿について
奨励賞受賞者に会誌への寄稿をお願いするという申し合わせが過去の理事会であったはずだが、その現況に関して確認を行った。引き続き、奨励賞の募集要項には会誌への寄稿について明文化はせず、受賞者に直接お願いをして、寄稿に協力してもらうことが確認された。

7. 渉外・広報関係について渉外・広報担当理事(吉田)より以下の報告があった。
1)第13回獣医寄生虫学奨励賞受賞者について、入江 隆夫氏(宮崎大学)に決定したことが報告された。
2)第165 回日本獣医学会学術集会(寄生虫分科会)の開催について
 シンポジウム「駆虫薬とその応用」と若手ゼミナールについては大会1日目の9月6日、一般発表については9月6・7日の両日にオンラインで実施されることが報告された。

8.教育関係について教育担当理事(横山)より以下の報告があった。
1)令和元年度(2019 年度)版コアカリの修正が終了し、修正版として公開済みである。
2)疾患名用語委員会委員として横山理事が選出され、委嘱を受けた。


審議事項:
1.事業報告および決算報告について(松本)
1)2021-22年度日本獣医学会・寄生虫分科会の事業報告、決算報告について、経過説明があった。
2)2021-22年度日本獣医寄生虫学会の事業報告および決算報告について、経過説明があった。

2.事業計画および予算について(松本)
 1)2022-23年度日本獣医学会・寄生虫分科会の事業計画および予算について、経過説明があった。
 2)2022-23年度日本獣医寄生虫学会の事業計画および予算について、経過説明があった。
3.日本獣医寄生虫学会 奨励賞 の選考方法について(吉田)
1)奨励賞の選考委員の選出について
 日本獣医寄生虫学奨励賞内規の項目4)「奨励賞の選考委員会は本学会渉外・広報委員会委員長を委員長として、本学会理事を選考委員として、構成する。」について、以下を申し合わせ事項として承認した。
 「本学理事が応募者のいずれかに対して共同研究や指導教員、その他公平な審査に支障をきたす関係にあると認められる場合、当該理事を選考委員に含めるが、これらの関係にある応募者の審査からは除外する。」
2)奨励賞受賞者の選考基準について
 日本獣医寄生虫学奨励賞内規では、「合議の方法、審査基準については選考委員会委員長が決定する。」と記載があり、選考について明確な基準が規定されていない。そのため、渉外・広報担当理事を中心に、理事間で奨励賞の在り方や選考基準について審議の場を設けることで合意した。

4.学術集会優秀発表賞の選考委員会の組織に関する申し合わせについて(河津)
 以下を申し合わせ事項として承認した。
「委員長は日本獣医寄生虫学会の副理事長、委員は日本獣医寄生虫学会の理事長および学術担当理事2名、当該司宰機関の寄生虫分科会担当者1名の計4名で構成する。これらで4名に満たない場合は委員長指名で不足分を補充する。」


その他:
1.2022-2023年度 第1回理事会の開催日程について、第165回日本獣医学会学術集会(2022年9月6~8日)に合わせてオンラインで開催することが確認された。

2.名誉会員候補者の推薦について
 日本獣医寄生虫学会名誉会員選出に関する内規の第2条(選出基準)、第1項の申し合わせ事項(日本獣医寄生虫学会 理事長もしくは副理事長を務めた会員)について再度確認が行われた。この選出基準に基づき、板垣 匡博士(岩手大学教授)を候補者として推薦することが確認された。また、他に候補者がいる場合、学会まで報告するようお願いがあった。

(文責: 松本 淳)