2009年9月26日

平成21年度第2回日本獣医寄生虫学会評議員会・総会議事録





 日時:平成21年9月26日(土) 11:05-11:50 
 場所:とりぎん文化会館2階 第4会場 

報告事項:
1.庶務関係について(庶務担当理事 辻)
 平成21年度第1回理事会および総会議事録資料を作成し配布したとの報告があった。今年度会費納入率が現時点で58%に達したことについて説明があった。なお正会員・学生会員の入会を勧誘するよう依頼があった。
2.編集関係について(編集担当理事 板垣)
 平成21年9月に学会誌8巻1号を発行したことについての報告があった。内容の変更は特にないこと、故鈴木直義元帯広畜産大学学長についての追悼記事を掲 載したことが説明された。また学会誌8巻2号について2010年2月発行を予定していることから、総説などの締切りを2009年12月下旬とすることなど が報告された。
3.渉外・広報関係について(渉外・広報担当理事 中井・河津)
1)河津理事から、第149回日本獣医 学会学術集会・日本獣医寄生虫学会(主催:日本獣医生命科学大学)の進捗状況について、開催期間(2010年3月27~28日)および企画内容に関する報 告があった。企画は、ポスター、若手寄生虫研究者による「フロンティアセミナー」、および海洋寄生虫学シンポジウム「Marine Parasitology」の3企画であり、セミナーについてはホームページ(HP)、メーリングリスト(ML)を用いた公募形式により4~5題を選択することなどの説明があった。
2)河津理事から、第150回日本獣医学会学術集会・日本獣医寄生虫学会(2010年9月16~18日)の 進捗状況について報告があり、主催機関が帯広畜産大学であり、大会長が原虫病研究センター長五十嵐先生であること、分科会企画内容については未定であるこ となどが説明された。
3)河津理事から、ICOPA XII(2010年8月オーストラリア・メルボルン)の進捗状況について、プログラムへのシンポジウム2題(VectorおよびAuthentic infection関係)の追加要請が採択されたことなどの報告があった。
4)中井理事から、2009年8月8~13日開催WAAVP2009(カナダ・カルガリー)について、日本から計8名程度が参加したこと、活動報告を学会 誌に発表するなどの報告があった。2011年8月21~24日開催WAAVP2011(アルゼンチン・ブエノスアイレス)については、大会HPおよび YouTubeにて開催案内がされていること、および参加の勧誘があった。
5)河津理事から、獣医寄生虫学会HPおよびMLの運用・作業状況についての説明があった。MLの加入率が44%と低いことから、一般会員加入の促進お よび催促についての要請があった。
4.その他
 理事長から、日本獣医寄生虫学会の企画や事務等に関わる委員会活動への若手の積極的参加に関する依頼があった。

審議事項:
1.学生会員の整備について
 庶務担当理事より、獣医学会の学生会員で、獣医寄生虫学会で発表する学生会員について勧誘依頼があった。今後会員にID番号を付しリストを管理することについて報告があり、総会において承認された。
2.若手奨励賞(仮称)について
  渉外・広報担当理事より、日本獣医寄生虫学会として、本会若手研究者の国際学会への積極的な参加を促進するため若手奨励賞(仮称)を設置し授与することについて説明があった。また、2010年開催ICOPA XIIより運用したいことから、奨励賞公募の詳細並びに審査方法等については、早急に理事会にて審議し学会HP、MLにて広報することが付け加えられ、総会での審議の結果、承認された。
3.教育問題について
 副理事長から、「獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議」における「教育内容に関する小委員会」の活動である獣医学教育問題に関する「コアカリキュラム」の作成、教育研究体制の充実における複数の大学参画による「共同大学構想」、および国立獣医系大学による標準的基盤教育プログラム「e-ラーニングシステム」の進捗状況について説明があった。今後獣医寄生虫学会として、獣医寄生虫学の教育問題について担当する教育委員会を新設し、「コアカリキュラム」や「e-ラーニングシステム」構築に対する議論・審議を行うこと、また教育担当委員長に片倉副理事長を選出することについて審議され承認された。

4.その他
1)五十嵐郁男評議員より、若手奨励賞の新設については賛成であるが、この機会に、他学会の奨励賞(例えばWAAVPが支給するトラベルグラントなど) についても積極的に利用するよう工夫すべきとの意見があった。
2)2010年4月に日本獣医学会理事、および評議員の改選されるに際し、日本獣医寄生虫学会の活動に有利となる日本獣医寄生虫分科会所属の理事および 評議員の選出に関し、日本獣医学会寄生虫分科会長(松本)より協力要請があった。
3)教育担当理事より、日本獣医寄生虫学会教育委員会の活動への理解と若手委員の参加について依頼があった。